明日で3週間になる・・・休養を取らせている新人さん。
特に厳しく接してはいないはずだが、4月から入職して今までの勤務でストレスが溜まっていたと言う。
我々の仕事は人と機械を相手にする仕事。知識や技術以外にも対人との対応にも気を付けなければならない。4月からプリセプターを付けてはいたが、1日中びったり張り付いてるわけにはいかない場面はある。
・・・それが新人にはストレスだった。・・・
10日間の夏季休暇明けの朝、LINEで「体調が悪いので休ませていただいてもよろしいですか?」と。
体調が悪いのであればゆっくり休みなさいと返答した。”LINE”での連絡はしっくりしなかったが・・・
その次の朝「時間作ってもらえませんか?」と。このセリフの裏は大体想像が付く。
会議室で面談した。「退職させてもらってもいいですか」・・・ほら来た!
実際このセリフを言うのにどれだけ苦しんだろう、悩んだんだろうと思う。
問)いつかからか?
返)1か月くらい前からです。
問)悩みだした内容は?
返)仕事で一人になる時間が嫌だった。ほっとかれている気がして。何かあったらどうし ようとか考えたら不安ばかりで、休憩中とか仕事が終わってからも泣いていました。
問)他にもあるなら教えてもらってもいいかな?
返)特に叱責されているわけではないんだけれども、言われることすべてに”圧”を感じてしまって・・・(泣き出す)
一人前にしようとして一人に任す時間が、本人にとっては苦痛でしかなかったようだ。
これは”ハラスメント”?になんのかな・・・
昔の名言にこんなのがある。
「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、褒めてやらねば人は動かじ」・・・その通りだと思う。
これには続きがある。
「話し合い、耳を傾け承認し、任せてやらねば人は育たず」・・・・
人を育てるというのは難しい。
その続き・・・
「やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば人は実らず」
ここまで辿り着けなかった!
今の時代、個人のキャラクターを見極めていかなくてはならんのか。
昭和生まれの自分にとって、厳しくされた分「今に見てろよこらっ!」と思うのは、今の時代では天然記念物扱いなのかな・・・